ゆみモン

二百三高地のゆみモンのレビュー・感想・評価

二百三高地(1980年製作の映画)
3.8
学校で日清・日露戦争について学んだ時、国土の大きさも兵の多さも財政面でもあまりにもスケールの違う大国とよく戦争をしたなぁ~と思った。そして、日本が勝利したなんて信じられないとも思った。
おそらく戦略的に日本は物凄く優れたものをもっていたのだろう…等と想像していたが…。
やはり勝利の陰には、甚大な犠牲があったのだ。結果が勝利なら良いというものではないだろう。

乃木希典については評価が分かれているが、乃木が明治天皇に報告している場面での言葉が真実ならば、乃木は「聖将」と呼ばれるにふさわしいのかもしれない。

約3時間の長編。途中で「防人の詩」が流れて歌詞が映るだけのシーンがあったが、休憩の代わりなのだろうか?

どんな大義名分をつけようとも、当たり前だが絶対に戦争はしてはいけないと再認識した。