ハリス56号

二百三高地のハリス56号のレビュー・感想・評価

二百三高地(1980年製作の映画)
4.0
色々と綱渡りで勝ちを納めた日露戦争、その重要なターニングポイントである旅順要塞攻略を軸とした話。

司馬遼太郎の「坂の上の雲」と同様に、その愚直な正面攻撃が延々と描かれ、見ているコッチは辛くなる。

旅順要塞に延々と日本人の血が吸われていくに従って、指揮官乃木希典の表情も血の気が引いていく演技は流石の三船敏郎。

途中突然の防人の歌歌詞付きで挿入は今見るとチト時代遅れな感じはあるが、映像に古臭さは全く感じない。音声は聞き取りにくい。三時間の長い映画だけど一気に見させる。
ハリス56号

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