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男が女を愛する時のdaiyuukiのレビュー・感想・評価

男が女を愛する時(1994年製作の映画)
5.0
熱愛の末に結婚し、見るからに幸せそうな家庭を築いたパイロットのマイケル(アンディ・がるか)と教師のアリス(メグ・ライアン)。
しかし仕事柄留守がちなマイケル恋しさにアリスは酒に溺れてゆき、マイケルがそれに気付いた頃には既にアリスはアルコール依存症に陥っていた……。
幸せな日々を送るうちにいつしか互いの心を見失っていた夫婦が、ぶつかりあいながらもその存在を再確認してゆく過程を描いた大人のラブ・ストーリー。
ラブコメディの女王メグ・ライアンがパイロットと結婚後、多忙な夫に対して自分の仕事や家事などで頼りたくても頼れない寂しさを感じ、アルコールに溺れていくという難役を演じ、演技力が評価された作品です。
子供のしつけに対する意見の違いなど、細かなすれ違いが積み重なって夫婦仲が悪化していく過程とアルコール中毒を治療していく過程が丁寧に描かれていて、夫婦やカップルで見て、夫婦やカップルには心の底から正直に話し合うことと頼り合うことが必要で難しいことが伝わって話し合うきっかけになる映画です。
「お互いに見守りながら、時には助け合い頼り合うことが必要」
男は、見守る強さを身につけて、女は1人の寂しさに耐える強さを身につけて、自立した大人として向き合うことが出来たというラストになっていて、じんわりするラブストーリーです。
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