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博士の愛した数式のprocerのレビュー・感想・評価

博士の愛した数式(2005年製作の映画)
3.1
 吉岡秀隆演じる教師、ルート先生が、自分が何故ルートと呼ばれるようになったかを一回目の授業で語ります。その題材が記憶が80分しか持たない教授です。全編に非常に静かながら、凛然とした空気が流れる独特な作品です。心に響く台詞がたくさん登場して、我々の胸を打ちます。例えば・・・いえいえ、これは是非作品で観ていただきたいと思います。気高く暖かい素晴らしい作品でした。やはり特筆すべきは80分しか記憶が持たない教授を見事に演じきった寺尾聰の見事な演技、深津絵里のさわやかなたたずまい、それと大健闘の吉岡秀隆ではないかと思います。
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