東朴幕院

弾丸特急ジェット・バスの東朴幕院のレビュー・感想・評価

弾丸特急ジェット・バス(1976年製作の映画)
3.6
久しぶりに本作を鑑賞。70年代のコメディは最高だね。とにかく下らない設定に脱力しまくり。
本作の主役となるのが世界初の原子力を動力としたバス。それも2連結で中にはピアノの弾き語りが居るバーラウンジやプール、ボーリング場などの施設もあるのだから本当か!?と言いたくなる。そしてそのバスの処女航海でニューヨークからデンバーまでのノンストップ運行で石油会社の陰謀でブレーキが破損するというアクシデントが...。
そして登場人物もバスの運転手で峠越えの時に遭難し、乗客を食べたカニバリズム運転手。本人は片足しか食べていないと弁明。副車掌はすぐに気を失いうというまた馬鹿馬鹿しい設定。神を信じられない牧師など、どこかの映画で出てきた様なキャラクターをおちょくったものには脱力しまくり必至だ。
本作には、筆者の好きなマデリーン・カーンが出演しているが、変わらず美人風であるが風変わりなキャラクターを嬉々として演じていたね。
最近は、コメディ作品も教訓めいたことを少し入れたりして見易くなっていると思うけれども、これ仕事として製作したのだよね?と聞きたくなる様な馬鹿馬鹿しい作品も中々良いものだよ。映画は所詮興行、エンターテイメントだよと思ったりもするね。
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