ちゃくろねこ

西鶴一代女のちゃくろねこのレビュー・感想・評価

西鶴一代女(1952年製作の映画)
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ある女性が、性的に搾取され、心身ともに虐待され、遊女物乞いにまで零落する。やっと手に入れた幸せも、泡沫のように消え去る。賢くて心優しい善人だが、女性というだけで軽んじられ、何の落ち度もないのに世の中に弄ばれた可哀想な女の一生。可哀想すぎる。救いがない。
溝口健二監督の熱意が伝わるし、田中絹代は名演だし、美術衣装も豪華で見応えあり。
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