西鶴一代女の作品情報・感想・評価・動画配信

「西鶴一代女」に投稿された感想・評価

魅入ってしまった。
少し引いた長回しの画が主人公の人生を傍観している気分にする。
Yuka

Yukaの感想・評価

4.5
「うまくやる」ができなくて「どうしようもない」状況になってしまう人がいる。

田中絹代があまりに美しすぎて、高貴すぎて、筋が通り過ぎて、天使が間違えて地球に生まれてきてしまった感じすら👼

全くもって救いようがないけど、それを上回る気高さが彼女から漂っていて、それが映画全体の印象を清らかなものとしている。

殿様は今で言う資本家。その取り巻きたちも、それに群がる女も、その被害者も全然いる。
昔の話と片付けたくない、今観ても社会的に蔓延る問題をじゅうぶんに知らしめてくれる映画だと思った。
まえだ

まえだの感想・評価

4.0
一瞬も目が離せない
『女性映画の巨匠』溝口監督作品 鑑賞3作目。

古典作品のわりには2時間越えの長尺だが、終始全く飽きる事無く鑑賞。

夜鷹にまで身を堕した経緯を過去の話から始まる、運命に翻弄される高貴な立場に在った女性の物語。

女性の人権が軽視され、虐げられた時代背景にとことんまでリアルな悲壮的展開…。


有名なロングのワンカットのラストは、成る程 胸が詰まる演出…。


ちょい役の三船先生が『羅生門』の次の作品とは思えない位若々しかったのも印象的。

いや~この作品も字幕 欲しかったな…。
meme

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3.5
ストーリーなどは現代的ではない
カメラワークや階調は計算尽くされ
素晴らしかった。
HappyMeal

HappyMealの感想・評価

4.2
彫像と顔、「突然炎のごとく」で同じようなことやってたような
ekn

eknの感想・評価

4.0
女性を徹底的にモノ扱いする価値観の下劣さが強烈なんだが、現在でもそれが根強く生き残っている事実に恐怖する。都の女たちの顔や髪型を査定する件なんかは、今のほうが酷い。
『映画術』の受け売りになるけど、日本家屋の構造を利用した人物関係の比喩が見事。奥行きを使った動線、その“行き止まり感”や、屏風や男に囲まれる閉塞感の演出も素晴らしい。
三味線弾きの物乞いになったところで終わればよくないか?その後は蛇足というか、ただ同じような目に合うだけで代わり映えがない。
小小野

小小野の感想・評価

3.5
日本語が難しかった
メッシ

メッシの感想・評価

4.0
出自は良い娘だったが、男達に翻弄され地の底まで堕ちてしまった女の運命。井原西鶴の浮世草子。

運が悪い。ひたすら運が悪い。特に男運が!と絶唱したくなるほど何もかもうまくいかない。

恐ろしいことにこういう苦しみの渦中にある人って今も昔も変わらずにいるんだろうな、と。

このどん底感を醸し出す田中絹代のリアリティさは凄い。迫真の堕ち方。

実際見たことないけど、江戸時代の雰囲気がある街並みのロケーションはどう工夫して撮影したのか気になる。江戸時代にしか見えなかった。

若き三船敏郎が秒殺、意外に頑張る大泉アキラ、やっぱりどこか悪どい進藤英太郎、などなど脇役陣も素晴らし過ぎる。
efn

efnの感想・評価

4.2
 先取り構図の先駆け。一枚、二枚と縁側の扉を開けて心を打ち明ける公家、我が子を取り上げられて衣桁に隠れて泣き崩れるお春、階段上段から、襖越に威圧し(カメラによって構成された)木柱の額縁に押し込める男たち。構図の美的感覚と田中絹代の情念が同期している。
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