西鶴一代女の作品情報・感想・評価 - 2ページ目

「西鶴一代女」に投稿された感想・評価

tarouman

taroumanの感想・評価

3.0
国立映画アーカイブ
お得意のロングショットによるカメラワークは21世紀の現代でも充分に通用する斬新さで流石は溝口なのだが、なんだろうかどうも今一つ没入できず、島原からどうやって足抜けしたのだろうかとか、進藤沢村夫婦の店にどういう伝で入ったのだろうとか、猫は犬じゃないから鼻は効かねんじゃねとか、いろいろ気になりながらの2時間。
当然ながら田中絹代は圧倒的な演技力なのだが、ああいう汚れ役となるとお品が良すぎるのも痛し痒し。
絶頂と絶望の組み合わせが繰り返される構成は少々マンネリ感は否めず、などと相も変わらずの失礼千万、どうぞお聞き流しください。
溝口の女可哀想。腹立つ。
yuka

yukaの感想・評価

3.7
転がり落ちていく女の話

うぶな少女や傲慢な太夫、幸せそうな妻、惨めな街娼を演じ分けた田中絹代は本当にすごい
10代の役なんか無理ありすぎるけど、声がいいんよね

しかしこの映画は「この女」がひたすらかわいそうな目にあうだけの印象で、女そのものの悲哀を描く溝口のほかの作品のほうが好きだな
なんでこんな辛い映画作るんや…笑

中盤くらいからぐっと面白くなるんだけど、湖出てこないので溝口ベストには挙げたくならない…
じゅんP

じゅんPの感想・評価

3.8
突き放すなぁ。すするを通り越して浴びる泥水。作為を感じさせないほどナチュラルに流れ来る社会の非道や人間の業を、すべて受け切って達する化け猫の境地。

殿の妾を探しにきたじじいが集められた女性という女性の見た目を罵りまくったり、見た目と金だけでしか客を見てない置屋の主人が二転三転態度を豹変させまくったり、ストレスで髪が生えなくなった女将が猜疑心と嫉妬を爆散させて主人公の髪切りまくったり、そーいうのを延々うわぁ〜って眺める、生臭く酷薄なIt’s a small world。
Punch

Punchの感想・評価

4.6
空間の動かし方がうますぎる。空間の動きそれだけで楽しめる。人物の動きとカメラの動きが連動していて、というか動きによって物語が進んでいく。うますぎる。
も

もの感想・評価

3.0
過去を懐かしむには歳をとりすぎた女の悲哀。回想されるのはすべて現在の己であり、それは栄華にしがみつこうとする老いの醜さにも見えるが、女の価値を自己決定せんという尊き自尊心のようにも思える。
いずれにせよ、息の詰まるような爛熟の匂いが、溝口健二、田中絹代にまとわりつく。
かわいそすぎてびびる
小野寺

小野寺の感想・評価

4.9
言葉でない