ユースケ

ハロウィンH20のユースケのネタバレレビュー・内容・結末

ハロウィンH20(1998年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

前作の撮影後、精神科医サム・ルーミス医師を演じ続けてきたドナルド・プレザンスが急死し、不死身の殺人鬼ブギーマンことマイケル・マイヤーズと精神科医サム・ルーミス医師の戦いを描けなくなってしまった元祖スプラッター映画【ブギーナイツ】シリーズ第7弾は、前作から3年後、舞台をイリノイ州ハドンフィールドからカリフォルニア州サマーグレンに舞台を移し、ルーミスの代わりにジェイミー・リー・カーティス演じるマイケルの妹ローリーを20年ぶりに復活させ、兄妹対決に路線変更した一本。

とりあえず、ローリーがヒロインを演じた2作目のオープニングとエンディングで流れたThe Chordettesの【Mr. Sandman】を流し、ホッケー少年(ジョゼフ・ゴードン=レヴィット)の顔面にスケート靴をぶち込んでジェイソンに喧嘩を売るアバンタイトルから殺る気満々。
マイケルとローリーのドア越しの再会シーンやローリーがマイケルを首チョンパするシーンなど、みどころがないわけではありませんが、監督が【13日の金曜日PART2】と【13日の金曜日PART3】のスティーヴ・マイナーなので、血気盛んな少年少女をぶち殺すだけのジェイソンのフォロワーに成り下がってしまった感は否めません。

スプラッター描写はサラ(【プリズン・ブレイク】のエロい人グレッチェンでお馴染みのジョディ・リン・オキーフ)が腹部をぶち抜かれてランプシェードにされるシーンくらいしかありませんが、ジェイミー・リー・カーティスの母親であり、アルフレッド・ヒッチコックの【サイコ】でマリオン・クレインを演じた元祖スクリーム・クイーンであるジャネット・リーのカメオ出演は要チェック。シャワー中に滅多刺しにされた彼女に「女子シャワー室の配水管が詰まりました」と言わせてみたり、愛車だったフォードフェアレーン500に乗せてみたり、ホラー映画ファンにはたまらない粋な計らい。1作目と2作目をこっそり生き残った看護婦のマリオン(ナンシー・スティーヴンス)がこっそり再登場したのは、彼女の名前の由来が【サイコ】のマリオン・クレインだからです。

ちなみに、私の大好きなミシェル・ウィリアムズが出演していましたが、まだブスだし、まだおっぱいも出しません。つーか、前作で復活したおっぱいをまた封印するなんて正気の沙汰ではありません。