肉体の悪魔のNachtのネタバレレビュー・内容・結末

ケンラッセル狂ってる〜〜とか言ってる人大丈夫ですか？？映画ちゃんと見てますか〜〜？？笑

この映画、事実に基づく小説によるものだけど、舞台となった17世紀、魔女裁判みたいなバカなことがまかり通っていた宗教べったりのヨーロッパが狂っていたんですよ。

一方1970年代、くだらない慣習で女性もまだまだ生きづらい世の中、その要因の一つとも言えるキリスト教のバカバカしさをモチーフに作品作ったのは、当然ちゃ当然。抑圧と反発の構図とか、バカな時代から何も変わってないじゃん、と言いたかったようにも思えます。
宗教がガッツリ生活の中に入り込んでる国の人にしか描けないものだと思う。

幼い頃に病気を患って背中に奇形を患ったジャンヌをこの映画では首を90度左に倒しっぱなしの状態で描いていて、半端ない気持ちの悪さが上手く演出されている。が、ずっとこの体勢で演技し続けた女優ヴァネッサ・レッドグレーヴも凄い。