ミュータントゾンビのカードス監督。
最近は24などでVIPが似合うウィリアム・ディバイン。
夜道で狙われるストーカー連続殺人の正体は宇宙人だった!の、だった!感が異様に低い完成度。
タイトル通り暗い画質はVHS起こしからくる黒つぶれと思われる解像度。夜道で女の子歩いてるとシャンシャンシャン…みたいなSEが流れて「ザァァダァァァァァァククク……」みたいな声が立つと宇宙人フラグ。デカイ手でウガーーと言いながらおもむろに暗闇から掴むか、目が充血したみたいに赤くなってピピーーっていう音と共に光線をチュンチュンと出す。当たるとチュドーーンと爆発して燃えて蒸発。
全くの理由なき宇宙人の殺人は先に見たニンジャリアンと偶然一致しちゃうから嫌になる。
犠牲者の父役がウィリアム・ディバイン。始終色メガネ掛けてる金持ってる小説家ヤサ男で愛車のコルベットをパワースライドさせながら走る。事件を追うニュースキャスターのねーちゃんと一緒に犯人を追いながら合間にイチャイチャ。キャスターもノーブラにセーター着ちゃう乳首立ちファッションがやる気の証。死んだ娘がカワイソス。犯人を追う刑事はなんの役にも立たずキャスター組みを逆に尾行して犯人にたどり着かせてもらう体たらく。
クライマックスの警官隊との銃撃戦は迫力だがビーム凄すぎて歯が立たず未曾有の大惨事に。パパがこそっと近寄って松明で足元火付けてやっつけるという警官役に立たなすぎな結果につき。
やっと少し見えてきた宇宙人は、ボロボロの服着た汚いただの大男。ちゃんとシャツの上にジャケット着てたな。
トビー・フーパー降板からのやっちゃいけない浮浪者キラーネタ脚本書き直しがアダになってめちゃくちゃな映画になったんだろうと思われる。
アイディアはヒドゥンとかドルフのダークエンジェルとかより早かったのに宇宙人がただの大男という適当すぎて残念だけどそこが魅力。