cinemakinori

アヒルと鴨のコインロッカーのcinemakinoriのレビュー・感想・評価

3.5
ちょっと風変わりなサスペンス。

原作を読んだわけでもないし、誰かに薦められたわけでもないのだが、何となくずーっと気になっていた作品のひとつ。
なにが気になるって、タイトルよね。
その摩訶不思議な表題の謎は本編で勿論回収されるのだが、観始めると寧ろそれよりも序盤から訳わからなすぎて色々と気になりまくる変わったストーリー展開。
カタコトの日本語を喋る瑛太、状況に全くついていけない濱田岳、謎のペットショップ美人店長大塚寧々、やたらとボブディランの【風に吹かれて】等々、濱田岳と鑑賞側を置いてきぼりで淡々と話が進んで行く。

完全にそのまったり感にウトウトし始めた頃に「ガーーンっ」と頭を殴られるような衝撃的展開に一気に目が覚める!
いわゆるどんでん返し系だったんだとここで知る(原作未読予備知識無し組なものでして)

結論、映画として観るとちょっと色々と物足りないが、2時間サスペンスドラマを観るような感覚で捉えるとお得感も有ってかなり面白い作品。
cinemakinori

cinemakinori