すごく、好きな作品に出会った。
伊坂幸太郎原作の映画化。
あらすじは書くのが難しい。下手に書くとネタバレしそうだからやめておく。
ボブ・ディランの「風に吹かれて」が物語の中で何度も流れる。初めて聞いたけどすっと耳に入ってきてこの映画の雰囲気を作り出している素敵な音楽。
物語は一見多くの謎を残しながらも淡々と進んでいく。展開がなかなか予測できなくて次どうなるのか、真相はなんなのか、映画にグッと引き込まれる。退屈しない。
そして、何より、終盤でのどんでん返しが切ない。伏線回収が見事でこんな風に話が繋がっていくんだなと納得する。だけど、やっぱり切ない。
タイトルを聞いただけではどんな話か想像できない。最後までタイトルの意味はわからなかった。最後の最後にやっとわかる。
「神様、この話だけは、見ないでください。」
あぁ、なるほど、、。
切なくてとにかく切なくて、だけど見終わったあと心に何か温かいものが残る。あぁ、この映画を見てよかったなと思う。
原作未読だが、こういう大どんでん返しがおきる作品を映像化するのはやはり難しいと思う。
おすすめです😊😊