ラストのオチには参りました。
本作はとても巧妙なミステリーで、どんでん返し映画
一連の出来事を別の視点から見ると、全く違う真実が隠されているという構成を用いて、作品の至る所に散りばめられた伏線を丁寧に回収しつつ、見る人にバレない配置でさりげなく見せる絶妙なバランス
あるべきものがいるべき場所にスーッと戻ってくる感覚
ただのミステリー映画ではなく、どこか悲しくなる余韻を残す終わり方も上手
伊坂幸太郎さんの緻密な小説原作をここまで再現しているのは素晴らしいと思う
一見かわったタイトルですが見終わったあとにタイトルから漂い交錯する気持ち。こういう作品大好き
ボブ・ディランの【風に吹かれて】には瑛太演じるドルジのやるせない気持ちが詰まっている気がする