大学入学のために、仙台に引っ越してきた椎名。彼は隣のアパートに住む河崎という男と知り合う。
河崎は出会ったばかりの椎名に、同アパートに住むブータン人のために本屋を襲って広辞苑を奪う計画を伝える…。
夏の邦画祭り第一弾。
最近実写邦画見てないなあと思って見たい作品を探して見つけたのがこれ。
伊坂幸太郎原作の映画化作品。
瑛太の演技が光る作品だったな。
難しい役どころなのに話し方や表情の作り方が秀逸で語らずとも心情が伝わってくる。
随所に見られる伊坂幸太郎らしい台詞回し、やはりセンスを感じる。
何というか、絶妙な説得力と渋さを感じるんだよなあ。
どことなく、切なく情緒的な終わり方が映画の良い雰囲気の余韻を残していって良かった。
ボブ・ディランの曲が染みる。
