栗まろ

アヒルと鴨のコインロッカーの栗まろのレビュー・感想・評価

4.1
友人の勧めで珍しく邦画観賞。

大学進学で引っ越してきたら変な隣人の騒動に巻き込まれてしまう話。
本を読んでいるかのような独特な雰囲気と、後半の展開が素晴らしい作品でした。

内容を掘り下げるとどうしてもネタバレに繋がりかねないので、本屋襲撃するんやでーとしか言えない…笑
あの台詞、行動がまさかそこで…そんなことが…といった事が多々。

物語が繋がる爽快さと、その内容に対する切なさ、やりきれなさが同居していて、見事と感じると共になんとも奇妙な感覚に←

瑛太が全編通して凄い。作品の良さに直結してる。
濱田岳の戸惑う大学生感も凄く良かった笑
劇中の言葉通り、本当に物語に巻き込まれてしまったという表現がしっくり。

よく分からんタイトルからボブ・ディランを通して紡がれる物語は、非常に興味深いものでした。
彼らの未来は神のみぞ知るのか、それとも風に吹かれているのか。
栗まろ

栗まろ