このレビューはネタバレを含みます
吸わないのは、吸えないからだろうか。
原作者他作品諸共に共通して他を圧倒する構成力。言わずもがな今作品にも光っていて、ああ映像は映像で良いな、と思わされた。
ただまあ、素晴らしい作りの割に悪役が安直すぎたり、事実、の回想に入ってからの流れがスムーズ過ぎて無理に感じてしまう点などもあった。
中終盤までのメモのほとんどが水泡に帰したが、見えているモノと中身の相違、という点は序盤から匂わされていて、その辺りが後半のすり替えの自然さを底で支えているように思われた。
どうして、なんで泣いているのか自分でも分からない場面があった。
