スワヒリ亭こゆう

アヒルと鴨のコインロッカーのスワヒリ亭こゆうのレビュー・感想・評価

3.0
伊坂幸太郎原作を映画化した作品ですね。
割とよく耳にする作品ですが原作と映画、どちらも未見でした。
伊坂幸太郎は今まで『ゴールデンスランバー』『グラスホッパー』は読んだんです。
僕の中では一勝一敗です。


本作を気に入ってる人がいるのは何となく分かるし全然、否定するつもりもないです。
ただ僕はちょっとイマイチでしたね。
邦画にありがちですが、主人公が推しに弱く断れなくて事件や揉め事に巻き込まれていくパターンが僕は苦手なんですね。
よっぽど面白くないとコレをやられると冷めてしまう。
はっきり嫌なら嫌と言わない人が現実でも嫌いだからだと思います。
断れないならもっと理由が必要ですよ。
例えばヤクザからごちゃごちゃ言われてるとかならば理解できるんです。
そのくらいキチンとストーリーとして断れない理由が欲しいです。
ただ流されやすいとかでは僕はイライラしますね。


それと事件が起きた時、もしくは事件を目撃した時に警察に行くなり電話を掛けるなりしないのが凄くイライラします。
一言、「警察に電話した」とか欲しいですね。
事件が起きてピンチになってからじゃ遅いですよ。


ストーリーは現在と過去を描いてるんですが、もっとカットバックさせてテンポ良く見せた方が面白いんじゃないでしょうか?


登場人物はあまり好みじゃないなって思います。
好きなキャラがいない映画はキツいですね。