ミツヤヌス

劇場版 仮面ライダーオーズ WONDERFUL 将軍と21のコアメダルのミツヤヌスのレビュー・感想・評価

3.6
 全然期待せず観たけど、結構楽しめた。555のパラダイスロストみたいに、一本の映画として面白く見れるっていうより、やっぱりオーズの番外編って感じはするけど。
 ちょっと「手を繋ごう」っていうメッセージを全面に押し出し過ぎた感じはあるけど、幾つか熱い展開もあったし、ストーリーの大筋は割と好き。何より、映司に迫られた選択に対する解決方法が、オーズじゃないと、映司じゃないと成り立たないっていうところが凄く良かった。最近観たのは仮面ライダーの映画はビルドだけど、個人的にはそっちと比べると結構密度があった気がする。

 難点としては、別の時代を繋げる必要性とか、更にそれが江戸時代である理由とかよく分かんなかった。もう一個繋がった恐竜時代とかほったらかしだったしね…。作業しながら見てたから、見落としただけかもだけど。
 あと、ちょくちょく仮面ライダーで江戸時代風のエピソードが出てきたときに毎回思うのが、東映って時代劇の泰斗だと思ってたけど、案外セットがチャチな感じするんだよなぁ…ってこと。土台がセメントでできてたり、小奇麗だったりするのが原因なのかも知れないけど、作り物っぽさが結構凄い。

 気になる部分は結構あるし、映画としての面白さはともかく、オーズのエピソードの一つとしてなら十分に面白かった。
 好きだった点はコメントで詳しく書きます。