久しぶりに見ると独房での拷問なんかは意外とはっきり描写してないのにも関わらず、この身に迫る恐ろしさは何だろう。拷問、迫害、虐待って、加害者になると外聞が悪くて不安/不快⇒不の感情を起こさせる被害者がより憎い、というスパイラルに陥って止まらないんだろうな。
一旦外に出してぬか喜びさせてまた穴に戻すシーンが一番残酷で見るに堪えなかったから、ラストはもう、そうか・・・としか言いようがない。尊厳ってなにかね。一筋の希望はあるという終わり方だけど、ヘンリーの人生はもう取り返しがつかないんだもんな。彼が終始「友達になってほしい」「一緒にゲームをしよう」って言うところなんか胸が締め付けられる。
そしてこの頃のクリスチャンスレーターは光り輝くように格好良い。
