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告発のmikiのレビュー・感想・評価

告発(1995年製作の映画)
3.6
名作鑑賞の休日にしました。

どうやら本作の内容全てが事実かと問われると違うみたいで、そうなるとこの作品の感想は全く別のものに変わってしまうから本作の内容に対しての感想にします。(多少の脚色はあっても良いと思うけど事実じゃなかった箇所が内容に大きく関わってくるものだったことと、あたかも真実かと思うような描き方は好きじゃなかった。)

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観た人の考え方によって評価が大きく変わる作品だと思う。考えされられる内容だった。

その人の犯した罪の重さを決めることも難しいし、その罪に対してどんな罰を与えるべきなのかも難しい。
ただ罪を犯した人間にも人権があると思うし、囚人に対してだったとしても非人道的行為は許されないと思う。迫真の演技に魅せられ、そう感じた。
ここは人によって考え方が分かれるし、正解は無いと思う。

一つ納得いかないのは、散々裁判であがっていた刑務所に再び送られること。勝利のために恐怖を抑え込んで最期まで闘ったと見せたかったのかもしれないけど、こういうラストなら何のための裁判だったのって思ってしまった。
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