このレビューはネタバレを含みます
あの佐村河内守を“味方側”から潜入取材したドキュメンタリー映画。
新垣氏やマスコミすなわち世間一般側での「事実」とまさに真逆の「真実」が繰り広げられる。
胡散臭さプンプンの佐村河内氏だが、ずーっと観ているとどうも憎めないというかちょっと間抜け？頭悪い？(ボロが出そうな感じ)な部分も垣間見えてどんどんかわいらしく思えてくる。この映画自体も 印象操作 の一面を持っており、改めてメディアの力というものを一抹の恐怖とともにしみじみ感じる。
ラストの作曲編からの最後の質疑応答シーンがすべて。
物凄く記憶に残る映画だった。
「いやー面白い！傑作映画だ！」というよりは、「なんだこの映画！みんなどう思うよ？！」と皆で議論を交わすための叩き台として最高の映画だと思う。
