続けて観てしまいました。
今回は、前作で開いた地獄の門を抜け、地獄巡りをするお話。
私、嫌いじゃないです。
前作の直後から始まり、カースティは精神病院に入院しています。
誰もカースティの話を信じてはくれませんが、実は、病院長であるチャナード博士がフランク同様、"究極の快楽"を求める人だったのねっていう話。
カースティ、ジュリア、フランク、ピンヘッドは、前作と同じ俳優陣が演じています。
今作の主役は、なんと言ってもチャナード博士。
後半、セノバイトに変身しますが、ピカイチのデザインで、凶暴性も最強ではないでしょうか?
やや話が抽象的ですし、前作の人間の"欲"や"業"と言った部分は薄まってしまっているので、そこは残念ですが、セノバイト化したチャナード博士の変態ぶりと潔い暴れ方が本作の一番の見せ場と言えます。
ジュリアがマットレスから蘇るシーンは素晴らしく、ヘルレイザーらしいヌルヌル、ヌメヌメした皮膚感覚は、今の進化したCGでは出せない効果だと思います。
もう一つ残念なのが、ピンヘッド軍団。
敵なんだか、味方なんだかわかんない立ち位置にしたのと、あまりにあっさりやられてしまう情けなさ…一作目一本で、80年代を代表するホラーキャラになったピンヘッドの扱いとしては、余りにもお座なりで、もう少しなんとかならなかったのかなーと思います。
まぁ、今作のメインの一つが、ピンヘッドの過去に焦点しているので、仕方がないのでしょうか?
ところで、チャナード博士の助手でカイル医師を演じてるのは、「エイリアン2」で情けないゴーマン中尉を演じた人ではないですか!
「エイリアン2」では、最後に漢を見せましたが、今作では、何しに出たのかよくわからない中途半端な役で…困った顔の人ですから、ちょうど良いと言えば、ちょうど良い…