ニクガタナ

夜逃げ屋本舗のニクガタナのレビュー・感想・評価

夜逃げ屋本舗(1992年製作の映画)
3.3
同窓の先輩中村雅俊でまだ客が呼べた、バブル崩壊直後の社会派コメディ。伊丹十三作品みたいなトーンのお仕事映画。エロくはない。夜逃げという言葉が子供心に辛かった。近所で夜逃げした一家を思い出すから。主人公の右腕役益岡徹の有能ぶりが良かった。ヒット狙って当時の人気タレント集めまくってそこそこヒット。その後シリーズ化もされたが2作目以降観てない。借金から逃げた家族と、連帯保証人として巻き込まれて必死に返した家族出身という、主演二人の各々の夜逃げに対するトラウマがあっての今という設定は嫌いじゃ無い。夜逃げする多重債務者達が皆身勝手で応援する気になれない。巻き込まれる子どもが可愛そう。借金の怖さを身にしみて感じ、なるべく借金しないよう心に誓った我が心の教材。
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