「俺、生きてるから」というための映画。
カットやアングルは頻繁に変わることなく、一連の物語としての繋がりが見える。演劇的な感覚。
舞台で観るぶんにはすごくおもしろそうな気がして見ていた。いちいち障子の陰に引っ込んで作戦会議するところなど、演劇の光景が目に浮かぶ。
鈴木京香さんはすごく美人だった。
だがおりょうをはじめ、登場人物に誰一人好感を持てず感情移入しづらい。
全員が竜馬の幻影を追っている、と分かったあとも、それまでのわだかまりが解消されていないのでモヤモヤが残る。
夜中に隣人が出てきてジェスチャーしている場面が一番テンションが上がった。