しょうちゃん

デモンズのしょうちゃんのレビュー・感想・評価

デモンズ(1985年製作の映画)
4.0
謎の人物から試写状を受け取って見知らぬ劇場に集まってくる人々。
スクリーンには悪魔の復活を描いたホラー映画が上映され始めるが、
それと呼応するかのように場内には異変が起き始めていた。
一人の女性客が怪物に変身したのきっかけに、
観客は次々とデモンズと化していく……。

監督はランベルト・バーヴァなんですが、
公開当時はダリオ・アルジェントの名前が目立って宣伝していたので、
監督がダリオ・アルジェントだと勘違いしてました。
しかし、
製作・原案・脚本とダリオ・アルジェントが手がけており、
彼の色が十分に入っている。
ホラー映画を上映中の劇場内で、
映画と全く同じ状況が発生し劇場内大パニックとなる、
限定空間を舞台にしたアイデアは面白い。
デモンズに傷を負わされるだけで感染する悪魔系ゾンビは当時では斬新。
デモンズの特殊メイクが汚いが、
特殊効果を駆使した変身シーンが凄まじい。
ストーリーなんかより残虐描写に力を入れており、
大量の血で地獄絵図を描くのは、
流石イタリアンホラー。
日本刀を片手に劇場内をバイクで駆け抜けながら、
デモンズを切り捨てるのはBGMと相まって見応えのあるシーンとなっている。
突然ヘリコプターが天井から墜落してきたりとハチャメチャ。
映画館だけの出来事で終わらないラストもいつの間に?って感じ。
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