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夏の嵐のtomひでのレビュー・感想・評価

夏の嵐(1954年製作の映画)
3.0
ヴィスコンティ作品はこれで9本目の鑑賞。なかでも圧倒的に好きなのが「ベニスに死す」今回の「夏の嵐」はヴィスコンティにとっての長編3本目の作品。まずは1954年のカラー作品に驚く、当時の衣装、背景、風景をカラーで見られるのはとても興味深いし、所々ハッとするような絵画的美しさを感じさせる画面を見せてくるのも良い。後半のアリダヴァリを追い詰めるシーン展開も見応えがある。メロドラマと片付ける事もできるが単なるメロドラマで終わらせていないのがヴィスコンティなのだと思う。
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