2022/8/31
1866年、オーストリア軍占領下のヴェネツィア。冒頭を飾るのはオペラ観劇。この頃からヴィスコンティ監督の耽美趣味は健在で、豪華絢爛な劇場と衣装を堪能。そして、伯爵夫人リヴィアと敵…
御大ヴィスコンティ監督だったので、面白いのか?と思いましたが、残念ながら私的にはハズレでした。
1866年舞台はベネチア、オーストリア軍がベネチアに乗り込んできます。いきなりオペラのシーンで始まり、…
醜いなあって思った。救いようがない。
何も残ってない。
主演女優の衣装がいつも可愛かった。
終盤に出てきた娼婦クララがめちゃくちゃ可愛いんだけどこの女優さん翌年?に亡くなられてたときいて少し悲しく…
恋は盲目とはまさにこの映画を象徴するような言葉。伯爵夫人と将校の立場の違い、金に隠れた儚さとどうしようもなさが漂う愛の過ち。中身は昼ドラにあるようなドロドロとしたものなんだけど、ヴィスコンティの豪華…
>>続きを読む壁に映る月あかりと陽光のゆらめきが儚く美しい。それはわたしたちのこころを写す光と影のゆらぎ。
戦争が彼を狂わせたけれど、お金でからっぽは埋められない。理想に殉じた可哀想な男のものがたりは、戦禍のうち…
ヴィスコンティらしい豪奢なセットのメロドラマ。絢爛豪華なそれにも負けないアリダ・ヴァリの強めな顔が映え、印象に残る。嵐のように去る禁断の恋。ゆったりとしたテンポからのラストの急転直下。ただ、この両者…
>>続きを読む「天国も地獄も忘れよう」って台詞の破滅的な甘さは凄い。お得意の豪華な衣装美術で包まれたしょうもない不倫の戯れ、自分が見たいものしか見ようとせず幻想を大金で買う女と、金目当てからの自己喪失で引き裂かれ…
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