KaBE

或る夜の出来事のKaBEのネタバレレビュー・内容・結末

或る夜の出来事(1934年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

出てくるキャラみんな性格悪いというか難アリ

皮肉屋の新聞記者と我儘な令嬢の組み合わせなのでまぁ恋心もない前半は割とストレスというか退屈。
ただ所々面白いシーンあり。
演技で夫婦喧嘩するシーン、ヒッチハイクのシーン等は愉快で良い。
ていうか新聞記者のくせに意外と演技派。

(正直キャラが個人的に魅力的じゃないのでどこに惚れたか理解できず、急な感じはあるが)恋愛感情を自覚してからの展開はスピーディーで小気味良い。
結ばれないんじゃないかとハラハラしてしまったが、丸く収まったので良かった。横柄な父親も意外と娘想い。
しかし婚約者が1番可哀想。どこが悪いか視聴者に向けて描かれてないから余計同情を誘うが、登場人物みんな性格悪いから逆にマトモだったりするのか?

ラストに直接顔を映さず、毛布でできたジェリコの壁を壊すのは洒落てる感じで良かった。
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