わらじ

或る夜の出来事のわらじのレビュー・感想・評価

或る夜の出来事(1934年製作の映画)
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メロドラマの重要古典
いまみると、あるある、と思うシーンもこれが元祖だったりするのかな?
結婚式を抜け出すシーンとか

最初まじでつまらんかったけど後半親に言うのか?結婚するのか?みたいなサスペンス展開になり、主人公2人の掛け合いも良い感じにユーモラスになってきて(?)おもしろかった

でも最後の方で
「彼女に必要なのは甘やかす夫じゃない、叩いてくれる夫だ」みたいなセリフあってこれほんとに結婚生活うまくいくん?とは思った
だいたい再婚コメディは「おてんば娘」が未来の夫に出会って貞淑な妻になる…みたいな話に落ち着きがちな気がするから家庭の権力関係が透けてみえて冷めるんだよな(時代背景が全然ちがうのはわかるんだけどやっぱ今みてるからノイズにはなる)
ドS王子…みたいな謳い文句の少女漫画とかも全部そう
どういう目でみたらいいんだ
とはいつも思う
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