ケマチャム

或る夜の出来事のケマチャムのレビュー・感想・評価

或る夜の出来事(1934年製作の映画)
4.4
変わり物同士が喧嘩しているうちに恋に落ちる。いわゆる「スクリューボール・コメディ」の元祖です。

フランク・キャプラ監督作らしいキュートな演出が多くて楽しい。鉄板のストーリー展開ではありますが、何と言っても台詞が面白い!いい映画に共通する事ですが、目新しい発想や演出に加えて台詞が面白いってことは非常に重要だと気付かされます。古典の名作と呼ばれているモノはやはり全ての部分で突出しているんだなと思いました。

序盤から印象的なシーンが連発されますが、それがラストまで効果的に使われているのは見事です。「ジェリコの壁」を使ったシーンはこれぞラブコメ!って感じですね。2人が完璧に恋に落ちてからすれ違う怒涛の展開も◎
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