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ライアー ライアーのろのレビュー・感想・評価

ライアー ライアー(1997年製作の映画)
5.0


ライアー(ウソつき)、・・・まちがえた、ロイヤー(弁護士)として働くマックスのパパ・フレッチャー(ジムキャリー)。
5歳の誕生日パーティーをパパにすっぽかされたマックスは、こころのなかで、こうお願いする。

「一日でいい、パパがウソをつきませんように!」


ホームレスのおじさんから、会社の同僚・上司、さらに別れた妻と息子にまで調子のいい嘘(おべっか)を使いまくるフレッチャー。
そんな彼に、息子のお願いは効果てきめん!
下品な、しゃれにならない本音がダダ洩れになってしまいます(笑)

「もしかしておれは、ウソがつけなくなった!?」
試しにデスクの上の青いペンを「これは赤いペンだ」と言おうとしても書こうとしてもできない。こんな簡単なウソもつくことができず、驚愕し悶え苦しむジムキャリーの顔がたまりません(笑)

ウソがつけないとまるで仕事にならないから さぁ大変!
5歳の息子にお願いごとを取り消してほしいと頼みますが・・・


だれだって、いい格好をしたり、やさしさからウソをついたりしますよね。
必ずしもそこに悪意があるとは限らない。
だけど、心を着飾ることでほんとうの自分を見失ってはいませんか?
“見栄えを良くした偽りの自分”でいることが、あたりまえに、むしろ気持ちよくなっていませんか?

フレッチャーが唯一 素直になれるもの。それは息子への愛でした。
彼が自分にとってほんとうに大切なものに気付いたとき、世界は一変するのです。

「真実は、気持ちがいいな」
出世でも金でもない、フレッチャーはしあわせを見つけたのです。
ろ