洗面所の鏡の前で息子と並んで
シャカシャカ歯を磨く。
『水を口にためて、お互い笑わせあって、
先に噴き出した方が負けのゲームやろう。』
と僕は言う。息子は始める前から噴き出し、
自分でやったギャグ？ですら水を楽しそうに
噴き出していた。遠くから妻の怒った声が
聞こえる。
（制御の効かないアンアンクローの右手）
で子供を追う主人公に、たまたま僕と
似たようなことをしているのか、僕の潜在
的な記憶の中にこの作品のこのシーンが
残っていて、僕が真似ているのか、
まぁ、たぶん後者なんだろう。
Netflixで再鑑賞。懐かしい。
今作と（ブルース・オールマイティ）と
（イエスマン）は、ジム出演作の中でも
特にお気に入りなのだが、
中でも、このライアーライアーは、
もうズバ抜けて笑える。
よく、映画を観て元気を出そうとか、
楽しい気分になりたいとか思って、
仕事の後、夜とか映画を観ても、
そんなに楽しい気分にならなかったり、
笑えなかったすることがよくある。
沈んだ気持ちが映画に追いつかないのだ。
ただし、ジム・キャリー出演作は別だ。
笑える。脚本にはどう書いてあるんだろう？
本当に見てみたい。脚本には（赤い）が
どうしても言えない、としか書いてないん
じゃないか。あんな芝居をして大怪我を
しないのか、本当に感心する。
同じ人間と思えない身体の動きと顔の動き、
ジム・キャリーは本当に唯一無二の役者
だったんだなぁ〜と今さらながら思う。
久しぶりに観て良かった。
やっぱり面白い。
