Kaoric747

ライフ・イズ・ミラクルのKaoric747のネタバレレビュー・内容・結末

ライフ・イズ・ミラクル(2004年製作の映画)
4.6

このレビューはネタバレを含みます

「Unza! Unza! Kusturica!」の4本目。DVDでは観たが、まさか劇場で観られるとは思ってもみなかった。「UNDERGROUND」の終盤の時代と同じ時代背景。ただし「UNDERGROUND」はどこかやり切れなさがあるのだが、この作品はとにかく明るい。主要人物が誰も死ななかったというのもあるかもしれないが、ひたすら能天気でがやがやしていて終わった後に「面白かった!」と思える作品。「UNDERGROUND」で高く評価される一方、批判され一度は映画界から引退を考えたというクストリッツァが、意識的に、極力暗さを排除してボスニア紛争を描いた結果。ドタバタしているが細かく計算されている秀作。音楽もいい。クストリッツァ映画定番の動物描写も最高。スラヴコ スティマッチがあまりパッとしない男の役だが素敵である。
サッカーの乱闘シーンはやはりマクシミルのあれなのだろうか…
(2016/4/25 KBCシネマ)
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