Risa

サテリコンのRisaのレビュー・感想・評価

サテリコン(1969年製作の映画)
4.0
混沌としているのに、何故か 日頃つきまとう葛藤なんかが 落ち着く感覚に陥りました。何故でしょう。

悪趣味映画と言われても 納得出来ますし、私自身グロテスクなものは大嫌いです。

欲望の赴くままの古代ローマ
豪華な宴会の様子や風俗の様子は とても細やか。崩れゆく様を見事に創り上げて壊してと、まぁ 手の込んだものです。

珍味というのは 満腹な人への食べ物でしょうし、売春、同性愛、etc、、まさにサテリコン。
それに絶望する主人公。葛藤する主人公は違和感を感じて、なおかつ美しいので 同性愛の餌食。
なんと 享楽的。まさに俗悪。

裸の人々、フリークス、神々しさ、グロい描写あたりは ホーリーマウンテンの雰囲気を思い出してしまいますが、
ホーリーマウンテンの俯瞰ともまるで違う目線です。

1つ個人的に失敗したことが、こんな映画観る日に (初めて)カオマンガイを炊き、そして食べながら観たこと。
死んだお爺さんを食べるシーンの時にカオマンガイ炊き上がるじゃないですか。
炊飯ジャー開けたら ご飯の上に丸っと鶏肉がぷりっと ぶよぶよした皮もつけたまま そこに居ます。完全に白人のお爺さんと被ってしまい、、

一瞬手が止まりましたが、良い香り。
食べると困った事に 美味しいという始末。
うっかり 不思議な体験をしている気分になりました。

退廃からの滅亡、、

現代に当てはめても観れますよ。
不貞、同性愛、競馬の流行、賭博、薬、美食ブーム、、、

さて どう転ぶかな。