スワヒリ亭こゆう

トゥルーマン・ショーのスワヒリ亭こゆうのレビュー・感想・評価

トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)
3.9
ジム・キャリーの代表作のひとつ。

生まれた時からトゥルーマン(ジム・キャリー)は本人以外まわりは全て役者やエキストラと共に大規模なセットの中で生活する。
それはトゥルーマンの生活を24時間追ったリアリティ番組【トゥルーマン・ショー】
知らないのはトゥルーマンだけ、全世界の人がトゥルーマンを知っている。


本作の感想は、まず設定が面白い。

リアリティ番組というのは現実にもありますが、24時間カメラで生活を追い続け、なおかつ本人は知らない。
こんなTV番組あったら、絶対に観てしまうでしょう。

この映画のストーリーを、こんなにポップな仕上がりにしたのはジム・キャリーだからでしょう。
映画って、監督によって語り口が変わるはずですが、ジム・キャリーが主人公になると監督は関係なくジム・キャリーの語り口になるんです。
なので本来は悲劇でも、主人公がジム・キャリーの語り口だと悲喜劇になるんですね。
その【悲】と【喜】のバランスが丁度良くて、僕は本作が好きなんですよ!
人権というのがテーマになると本来なら暗くなる作品だけど、明るい作品なのは違和感を感じるんだけど、その違和感が不思議とハマってしまいます。


ラストも好きです、観ると少し元気になる作品でした^o^
でもホラーでもあるという、まさに表裏一体ですね。