Pam

トゥルーマン・ショーのPamのレビュー・感想・評価

トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)
4.1
クラシックだねー

多分2回目。

お話は知ってたから、いつトルーマンが発狂し出すか?ばかりをワクワク待ってたんだけど、2回目見ると、1回目には見えなかったやたら画面内広告演出が目につく。

あと、奥さんの妙にきれいな佇まいも仕事してる看護婦じゃない感もすごく今回は目についた。1回目にはわからなかった「これはつくりものです」をわざと演出しているところ 。実はやたら多いのです。

あとやっぱりすごいのは、ライトスタッフ、ちゃう、エド・ハリス!

このころ本当に脂のってたというか、最近のLost Daughter, Mother とかの枯爺もかっこよかったけどこの頃のアメリカのテレビマンの雰囲気をすごく出している。

「これはリアルなんだよ」

という哲学的なフェイクxリアルの表裏一体。いや、同じだよ。見る角度が違うだけ。一番最後のセキュリティの2人が、「他のチャンネルあるっけ?」で終わるのも凄くシュール。

こんな時代によくリアリティショーの出現を予言してたよ。すごいわ。これって今のYoutubeとかストリーミングとかVRの世界の予言でもあり、強烈な皮肉。

あとこの映画も1回目は、911も311も前だったから、Nuclearの服とかすんごく嘘っぽかったけどもう最近リアルで見慣れちゃったよね。

息子氏は中学の「現代史」の授業で見たそうです。
薄っぺらいこの街はフロリダで撮影されたそう。
人工光らしい照明がまたすごくいい。あの時代のスタジオのセットが今見るとすごく人工光に見えるんだよね。そういうのもちゃんと計算してたのかな。

それにしてもジム・キャリーこれで積極的バイデン支持だっけ?まあいいんだけど、ジム・キャリーの若い頃とオザークの女優さん拝めます。本当に素晴らしい映画だからねみてね。一瞬、トゥルーマンショーのテレビに見てる人にコブラ会のチョーゼンがでてきてびっくりしたわ。

まぁクラシックね。
Pam

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