ピンフまんがん

トゥルーマン・ショーのピンフまんがんのレビュー・感想・評価

トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)
4.0
これは演出とかはともかく、よくこんなアイデア出てくるものだなと感心しますね。それも中途半端じゃなくて思いっきりやりきる丁寧さがすごいです。思うにこれは90年代終盤の作品。この頃の名作映画って、奇想天外でかつ今までの常識を一気に打ち破るような強烈な作品が多く出ています。やはり20世紀の終わりというかこの頃はアメリカもいろいろと転換期だったのでしょうか?
壮大なお話だが、何だか個人的には現代の監視社会というブラックユーモアの要素を多分に含んでいるようなメッセージが込められている感じで、ちょっと社会問題のお話しが多分に含まれているのではといろいろと考えさせられましたね。もしくは人生偽っているのかみたいな人生論もあったかも。でも現代社会において他人事とは思えないものを感じました。
ラストの海の階段のシーンは映画史においても結構有名なシーンだそうです。