このレビューはネタバレを含みます
傑作!
ヒューマンドラマなのか、コメディなのか、はたまたホラーなのか。
とにかく非常に面白い映画だった。
最後、トゥルーマンが「世界」から抜け出し、視聴者は歓喜の拍手を送る・・・、しかし次の瞬間。
「TVガイドはどこ?」とすでに彼らの興味は他に移っている。
やはり、視聴者にとって彼の人生はただの一テレビ番組に過ぎなかったのである。
このシーンにテレビへの強い皮肉を感じた。
例えば、テレビで障碍者を扱った感動ストーリーが放送される。視聴者はその瞬間大いに同情し涙するが、障碍者の辛い人生は視聴者にとって、広義の「エンタメ」にすぎない。
爽快感の裏に気持ち悪さの残るラストだった。
ご都合主義だ!的な話は置いておいて近年見た映画の中で本当に欠点のない、ただただ感服させられるばかりの映画だった。
ニヤっとした
CMの不自然さ
カメラアングルの不自然さ