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トゥルーマン・ショーのnatsuのレビュー・感想・評価

トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)
3.7
ツイッターでおすすめされていて気になったので視聴。

最初はつまんないなあと思ってたけど、途中トゥルーマンが気付き始めたあたりからどんどん面白くなっていった。

あと、冷静に人件費めちゃめちゃかかってるやんこれ…て夢のないことを思いました笑

なんだかテラスハウスみたいな構造だなと思った。あくまで虚構の中に存在するリアルであって、でも「見てもいい」という前提で提供されてるから、人々はあんなにも好き勝手言いながら熱狂できる。テラハは本人が100%のリアルでないということを自覚しているという点においては異なるけれど。

なんとしてでも番組の中で生きさせるために、もしかしたら死ぬかもしれないくらいまで天気を大荒れにして過剰演出をする感じが、現代のマスメディアの「数字をとりたい」「他がやらなそうなことをやりたい」っていう過度な熱による時折いきすぎた演出と似たものを感じた。

いくら虚構の中に存在するものであっても、そこに生きる本人にとってはそれ自体が紛れもなく真実なのだと考えさせられた。たとえそれが、演者であったとしても。

ちょっと哲学的だけど、世の中は嘘も含めて全てが「真実」なのだと感じた。
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