このレビューはネタバレを含みます
イエスマンのジム・キャリーが好きでこちらも鑑賞。
どんでん返しというより、ああそういうことか!と
かなり序盤から違和感に気付くことができる。
が、それでも絶対に飽きずに最後まで観ていられるのがこの作品の魅力。
ネタがトゥルーマン自身にバレてからはもうどうかこの世界から出させてくれ!とトゥルーマンに感情移入して一生懸命展開を追ってしまう。
(むしろそれ自体、この映画を見ている自分自身もあの世界で作られている「トゥルーマン・ショー」の視聴者の一人と同じになってしまっているってことを痛感させられてつくづく怖い作品だ…と感じた)
この人生は作り物なのでは?私たちは誰かの箱庭で生かされているにすぎないのでは?という、誰もが一度は考えたことのあるようなテーマ。
自分が箱庭で育てられていたことを知り、あの世界を出られる事になった最後、視聴者に向けて最後までエンターテイナーとしてあの笑顔と決め台詞を吐いたトゥルーマンにはいろんな想いを感じて感動してしまった。
個人的には後味の良いラストです。