トゥルーマン・ショーのネタバレレビュー・内容・結末

トゥルーマン・ショー1998年製作の映画)

The Truman Show

上映日:1998年11月14日

製作国:

上映時間:103分

3.9

「トゥルーマン・ショー」に投稿されたネタバレ・内容・結末

ラストシーンとトゥルーマンの笑顔が全てだ

この物語は、主人公が 自分では全然知らないうちに、生活や人生そのものを、実はTVドラマとして放映されていて 全世界の人に見られている
って 恐ろしい設定だ。
莫大なセットのなかに、トゥルーマンが暮らしている街があって、そこには海も空もある。
という、規模のでっかい、そしてショー(視聴率)の為にならどんなことでもする
って感じが、すんごくアメリカらしいなーと思った。
(ありえる話なんじゃないか?と思う反面、人道的に考えると黙っていない人がいるだろうし、あんな平和に全世界の人々が視聴してる ってやっぱりないだろうけど)

ドラマを創った製作者を演じるエド・ハリスが劇中で、「我らのヒーロー」と、主人公を称して云う、そんな愛されキャラをジム・キャリーが見事に演じている。
自分の環境はなんだか変だと少しずつ気付く過程も、これからどうなっていくかって展開も面白い。
そして最初から最後まで 音楽がすごくいい!

だけど。そんなものなのかなーと疑問にも思う部分もあった。
他の家族と同じように、長い時間を一緒に過ごしているのに、トゥルーマンに心から寄り添う人が全然いないものなのかな?
だとしたらすごく淋しい。トゥルーマンの人生も淋しい。。。
ドラマの主人公と思いながらずっと接して、 自分の言葉じゃないことを喋って、いつも演技をしていたら、そんなものなのかなー…
ここで思った、実は奥さんや親友を演じる役者こそ、自由や自分の意志や生活を奪われてるのではないか?って、
だけど、元々はそれを望んだことなのだから、やっぱりトゥルーマンとは違う、
住んでいる島の外に行きたいって欲望を 子どもの頃から実行できないという自由を奪われてきた主人公とは。。

反して、強い意志をもって 嘘がない本物の人生をみせたい というポリシーを貫く、トゥルーマンと正反対で、それゆえに非道な役柄を演じているエド・ハリスもすごくいい。彼もまたこのドラマに人生をかけて、静かな情熱を燃やす役を熱演してる、渋くてかっこよかったし。

そして、トゥルーマンが自分で決断したラストで、それまで感じた疑問や、設定として無理?と思えたところも
全部!覆された。
夢のような景色も好き。
トゥルーマン・ショーを観ていた人たちが、大きな拍手を送ったこともまた嬉しかった。

さて…
知らずにドラマの主人公になっていることはないとしても、
果たして自由に動けてるのか、決断してるのか、生きてるのか?
なんて、あとから考える自分がいた。
壮大なセットの中で育ったトゥルーマンを視聴者は面白がっているのだと思っていたけど、皆トゥルーマンの味方で、応援していた。真実の世界に踏み出したトゥルーマンに拍手を送りたい。
最初の30分くらいが本当に退屈だったけど最後まで見てよかった
人権どこ行ったん?って感じ
おもしろかった。

ずっと人から見られてたら、なんてそれを知った時の気持ちはどんなだろう。悔しいのかな、解放されて自由になったら嬉しいのかな。

人は孤独だけど、逆に注目され続ける人っていう設定がおもしろかったー!
アイデアがすごい。
最初は、ん?どういうことだ?
と思いながら観てたけど、だんだん真実が分かり始めてあれよあれよと話が進んでいった。
見れば見るほど怖くなってきて、どんどん眉間にシワが。
観賞後、もし、自分がトゥルーマンと同じ境遇だったらどうしようって考え出したら怖くて涙がでた、、、

トゥルーマンは現実の世界に戻れてハッピーエンド!に見えがちだけど
まったくハッピーエンドではない。
現実の世界では一文無しなわけで、世間も知らないし、周りからは見せ物として扱われ続けるのかな
と考えたら絶望しかないこの先の未来に同情した。
目が離せなかった。あらすじは知っていたから、トゥルーマンを取り巻く日常が世界に垂れ流されているのはわかっていたけど、彼の世界すべてが作り物だとは思わなくてただただ感嘆。シルヴィアのようにこのテレビ番組の倫理的な面を批判する人もいるみたいだけど、大多数は面白がって観ている。そして終わりを迎えると、別の番組を観るべく番組表を探す…。「ピザは?」「あー、もういいや」のやりとりが象徴的に感じた。
製作者のクリストフは、すべてを理解していると思っていたトゥルーマンが自分の想定を超えた行動に出て、呆然としていた。これは人間の強さみたいなものを表しているのかな。ただ、海の果てに出口を作っておいたのがいずれトゥルーマンをそこに立たせるためだったのだとすると、結果的には成功した番組になったのだろうか。
SNSで他人の生活を気軽に覗けるようになった現代の風刺にも取れるような作品だった。こんなのひどいと思っても、お前たちだって他人を祭り上げて喜んでいるだろ?みたいな。とにかくすごい映画でした。
日曜日のお昼、何となく後味悪くなさそうな映画を探して、この映画に辿り着いた。
ジムキャリーは流石の演技力。内容は当時だと画期的な内容だったんだろうなぁ。現代社会だとSNSの普及で監視社会と呼ばれていたり、中国はまさに人の行動を監視する社会になっている。シルヴィア以外助けたいと思う人がおらず、TVショーだからと他人のリアルな人生を見世物と捉えてしまうのはヒトの怖さを見た感じだった。その後、彼の人生がどうなったか気になる。思いの外、後味悪いかな?
コメディに分類されてるけど、これ怖いなぁ。彼の生活を見ている人々を、これまた画面越しに見ている自分。その私を実際どこかで見ている人がいるかもしれない時代にもなってきている。
もし引かれたレールの上をのほほんと進んでるのなら、ちょっとドキッとするストーリー。なんと大掛かりなことを! CMで笑ったり、友人との会話でグッときたり、物語の中の物語がよく出来ている。確かに生活も身の安全も保証されてるけど、トゥルーマンにとっては、最後の選択に迷いは無いということか。

話は少し逸れるけど、これって我が子に誰もがやってることだよね。誕生の瞬間からずっとビデオをまわし続けて、常にレンズ越しの我が子しか見ていない。大切なのは映像に残すことではないのに。
反省、反省。
肝であるトリックが徐々に明かされるのに比例し、のめり込む自分を感じる。種明かしではひたすら感嘆。最高峰の風刺映画。皮肉たっぷりなENDも大好き。そんなブラックな設定でも、コメディタッチに中和してしまうジムキャリーの存在感たるや。唐突すぎる宣伝や不自然な渋滞発生のシーンは面白すぎる。
最初は製作陣が提供する主人公の人生番組を素直に楽しんでた視聴者が、最終的に製作陣VS主人公みたいな構図になった時には主人公に感情移入して脱出を応援するようになってたのが妙にリアルだなーと思った
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