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キャリーのGreenTのレビュー・感想・評価

キャリー(1976年製作の映画)
1.5
2013年のリメイクがめっちゃひどかったので、「すごい評価の高いオリジナルはどーなんだ」と思って観てみましたが、なんでこんなに評判いいのか、私には全くわかりません。

キャリーはいじめられっ子なのですが、なんでこんなにいじめられるのか分からない。

学校のシャワー室で生理になったとき、なんであんな反応をするのか分からない。

スーとクリスという女の子がいわゆる「イケてる」女の子たちなんだけど、クリスは悪魔的なビッチ。なんでこの娘がこんな究極に意地悪なのか分からない。

スーは、キャリーに対して悪いと思っているんだけど、だからボーイフレンドのトミーにキャリーをプロムに連れて行ってあげて、という動機が分からない。

キャリーはお母さんにも虐待を受けていて、多分このお母さんは、男にセックスの対象にされ、子供を生むハメになったが、その男に捨てられて、キリスト教では根強い「自分は汚れている」って罪悪感と、捨てられて自尊心が傷つき、それをキャリーに八つ当たりしているってのはわかる。夫に去られた母親は、子供を責めるってのは良くあることだ。

キャリーのお母さん役が、『ツイン・ピークス』でしか知らなかったパイパー・ローリーで、この頭おかしいお母さん役をすごい評価されているのですが、そんなにいいかなあ。

リメイクでは、クロエ・グレース・モレッツが可愛すぎていじめられっ子に見えないと思ったけど、シシー・スペイセクも十分可愛いし、見た目どうのこうのというより、例えばプロムに行く前にお化粧したり巻き髪にしたり、結構まともなのが全く解せない。生理になっちゃったときの奇怪な行動が、この娘はすでに頭がおかしいということを言いたいなら、プロムに誘われたけど化粧もいびつで、ドレスもセンスが悪くて、みたいになるはずなんだけど、口紅の塗り方も上手いし、マスカラも使い慣れている!

ガールフレンドのスーに頼まれて、キャリーをプロムに連れていくトミーの心情も全く分からない。スーに頼まれてイヤイヤやっているのか、正しいことだと思うからやっているのか、そうしている内にキャリーのこと好きになってきたのか。

スーも、どうやら本当にこれが正しいことだと思ってやっているらしくて、クリスがイケメンだけど頭の弱いビリー(ジョン・トラボルタ)と計画しているいじめには加担していないようだ。

でも、だったらなんでスーは8時にプロムを観に行くのだ?トミーとキャリーのカップルがプロム・クィーンとキングに選ばれるように仕組んだのはクリスなんだから、スーはそれを知らないはずだ。何を観るためにプロムにわざわざいくのだろう?

この先も疑問はとめどなく続くのですが、ネタバレになっては申し訳ないので、コメント欄で!
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