Chiva

エビータのChivaのレビュー・感想・評価

エビータ(1996年製作の映画)
3.7
自分の全てを賭けて、成り上がって何が悪いの?貧しいままでいなさいと言うの?私はアルゼンチン。私のように、貧しいあなたもきっと豊かになれる...。

チェ(バンデラス)はその存在を虚構だと批判するが、社会の下層で生きる民衆にとって、エビータは希望だった。いや、希望であってほしかった。

エビータ(エバ・ペロン)を演じるマドンナの演説ソングに、あっという間に引きずり込まれてしまいました。圧倒的な存在感、スター性。はまり役だと思う。26歳には見えなかったけどw。

アンドリュー・ロイド・ウェバーの曲はオペラ座の怪人やキャッツで大好きなので、好きになるのは分かっていました。Don't cry for me Argentina は、マドンナの艶々した歌い回しで非常にクセになります。

惜しむらくは、シーン構成がちょっと微妙だと感じたところかなと。最初2つの時間軸をオーバーラップさせているのとか何か分かりにくいし、中盤ちょい後の方、何かダレていた気がします。

この映画はミュージカルの予習で観ました。ラミン・カリムルーのチェには大期待ですが、エビータもうまい人だといいなぁ。
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