桔梗F

ある秘密の桔梗Fのレビュー・感想・評価

ある秘密(2007年製作の映画)
3.7
「嫁の復讐方法が鬼すぎる」(´д`|||)
重い!きつい!

フランスの歴史的悲劇の一幕をあるユダヤ人一家の過去の秘密を通じて描く問題作!らしい

フィリップ・グランベールの自伝小説の映画化。実話ですかこれ…( ;∀;)

モントリオール国際映画祭最優秀賞受賞などいくつか受賞の名作ですが、日本ではDVDスルー(-。-;)

フランス映画兼クロード・ミレール監督作なので、ヌーヴェルバーグっぽさ、セリフによる説明もストーリーの起伏も少なく、幻想的な映像美と役者の演技、表情だけで見せる映画。

しかも、時系列が1930年代~42年、1955年、1962年(過去はカラー)、1985年(現在だけモノクロ)と行ったり来たりする(-。-;)

よって、ある程度のフレンチ映画耐性と集中力がないときついかも。

主演のセシル・ドゥ・フランスは水泳チャンピオンでモデル&(基本)母親役。

今回は筋肉質のモデル体型(;゜゜)
注:おつぱいは二度あり!

セシル…より、アンナ役のサニエ嬢が今回は凄すぎてもう(´д`|||)

何も語らず、表情と仕草だけで観客に状況をすべて悟らせる演技力は鬼(;゜∇゜)
サニエ嬢は「レディ・エージェント」でも悲惨な目に遭ってたけど、今回は?

美人モデル系のセシルを取るか?
かわいい系のサニエ嬢を取るか?

鮎川かひかるちゃんで迷う春日くんのようですね( ;∀;)
※わからない方は「きまぐれオレンジロード」でググってください

戦争ユダヤ人悲惨映画なのに、銃も出ない、ナチスによる暴力もない、画面上は死人も出ない(わんこは死にます)、でもきつい( ; ゜Д゜)

これが秘密だったか!?(;゜゜)

戦争秘密系映画では、「灼熱の魂」「ある愛へと続く旅」に衝撃度はかなわないけど、けっこう悲しすぎてへこみます。

「ソフィーの選択」ならぬ「アンナ(サニエ嬢)の選択」でもいいくらいきつい選択を(。´Д⊂)

この映画の教訓
「結婚式で花嫁以外の女子に色目使うな!」
桔梗F

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