このレビューはネタバレを含みます
太平洋戦争を扱ったもので
これほど内容が薄くボヤけているのは
初めて。
序盤は、硫黄島からの手紙を思わせるような絵で少し期待したけど、
まず脚本、酷すぎやしませんか。
病院で、
中嶋朋子がフォックスについて尋ねられるシーン。
最初は何のことやらサッパリ分からないのに、大場大尉の事と分かると、
「フォックスと恐れられているお方は」。。。。
って、あの時代の女性がフォックスと聞いて、恐れられているって何で思った?
数万のアメリカ兵の中には日本人を理解してた人が1人くらいはいたかもしれないけど、これでは戦争映画として何も描けていないのでは?
どちらかと言うと、英雄伝。
それにしたって中途半端で
タイトルも大袈裟
戦争映画でキャストも微妙ってなかなかないよ。
数あるサイパン戦の作品の中の一つなら、こういうテイストもアリだけど、最初のものがこんな風な作りでは、誤解を招くのではないかな。
優秀な製作陣と別のキャストで、是非作り直して欲しい。