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僕の村は戦場だったのHeroのレビュー・感想・評価

僕の村は戦場だった(1962年製作の映画)
4.2
舞台は第二次世界大戦下のソ連、ナチスドイツに家族を殺され復讐の鬼と化した12歳の少年イワン。戦争によって本来あったであろう人生を捻じ曲げられた少年の飽くなき復讐心を描いたモノクロの戦争ドラマ。

初タルコフスキー!
視覚からの戦争、すなわち暴力描写をほとんど用いず、心情を描くことによって戦争の恐ろしさを描いた秀作。
少年イワンの心情の描き方が絶妙。母親や妹と豊かな自然の中で遊び過ごしていた幸せな過去、戦争によって荒れ果てた地で偵察隊として戦う現在、この比較によって少年イワンが復讐の鬼と化した理由が鮮明にわかる。
これが実体験をもとに作られた作品だということに恐怖を感じる。

復讐に生きた少年兵の悲しすぎる現実が描かれていました。