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僕の村は戦場だったのneroliのレビュー・感想・評価

僕の村は戦場だった(1962年製作の映画)
4.0
■生誕90年記念 タルコフスキー、アトモスフェア■
 

タルコフスキー長編第一回監督作品🎬
 
原作「イワン」(ウラジミール・ボゴモーロフの短篇小説)
当時、ソ連でベストセラー小説だったそう。
 
 
第二次世界大戦中の独ソ戦下のソビエト。
 
主人公は12歳のイワン。
両親と妹は殺され、一人残された。
 
小さな体でソビエト軍の大人達と一緒に戦おうとする。
 
大人達は幼年学校へ行くことを提案。
イワンは拒否。
 
この先、一人で生きていくよりも、家族の仇を撃ちたいイワン。
 
 
イワンの手に水滴💧
母親との井戸での記憶の回想シーン。
 
白樺林のシーンが好き♡
北海道のような、白樺林が憧れです〜
 
そして、闇の中対岸へ舟で渡るシーンがいい。
溝口健二監督作品を思い出す〜
 
 
最後は、妹と水辺で走り合うシーン。
12歳って本当はこういう楽しい時期なのに…。
 
ソビエト、戦争に勝ったけど、子供の心の傷は残ったまま。
 

詩のように美しい映画🎬
 
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