アサミ

僕の村は戦場だったのアサミのレビュー・感想・評価

僕の村は戦場だった(1962年製作の映画)
3.5
タルコフスキー云々ではなく戦争映画という括りで見ました。
あまりに詩的で美しい。
イワンの美少年っぷりといったら。
強さと弱さが混在したような、脆さも感じる危うい雰囲気が何とも言えません。
時折盛り込まれるイワンが子どもでいられた頃、また兵士たちとの絶妙な距離感の中に垣間見える子どもらしい姿。
そういった姿と家族を奪われ憎しみに支配された鋭い目を比べ悲しみというか切なさを感じました。
敵兵をにらみつけるイワンの最後の姿が焼き付いています。
美しい風景の中に絶望を落とし込んだラストシーンが秀逸。
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