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ラスベガスをぶっつぶせのmiwanのレビュー・感想・評価

ラスベガスをぶっつぶせ(2008年製作の映画)
3.6
人生は運か?計算か?

ワタシたちひとりひとりのミクロ世界は「計算」で動いている。でもひとりひとりの計算が集まったマクロ世界は「運」の塊になる。互いの計算が作用しあって、ラッキーやアンラッキーが生まれる。
その面白さをよく表している作品だ。

MITで優秀な成績を修め、ハーバードの医科大進学が内定しているベン(ジム・スタージェス)。
莫大な授業料と生活費のため奨学金制度を志願するものの「優秀な学生は掃いて捨てるほどいる。他人より卓越した特別なものが必要」と一蹴される。

一方、大学教授のミッキー(ケヴィン・スペイシー)は、ベンの天才的数学センスに目を付けて、ラスベガスで儲けないかと持ちかける。

真面目で質素なベンが、流れのままに強気で華やかになっていく様が、「やっぱりそーなるよねー」だけど「ジムだからいっか♡」と思わせる。カワイイ。

ただ、ジムはカワイイとしても、ヒロインがイマイチぱっとしないし、ケヴィン・スペイシーの胡散臭さももう一押し!って感じ。

人物の描き方が薄いせいか、作品の評価はあんまり高くないみたいだけど、ワタシは結構好きな展開だし、ジムがカワイイ。
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